腰や背中が不調ですと、腰痛だと認識される場合が多いことでしょう。しかしその通り腰痛ではないこともあります。 坐骨神経痛 というものがあり、 症状 は腰痛と似て非なる点もみられます。
病院へ行くのがいちばんですが、ご自身である程度確認 チェック をしてみましょう。
坐骨神経痛の症状なの?自己チェックで確認!
ふとした違和感から始まる
坐骨神経痛になると、時折軽いしびれや痛みを感じることがあります。一般的な腰痛であれば、常に痛むことが多いのでほかの病気ではないかと心配になることもあるかもしれません。
日常生活を送る分にはさほど困ることはありませんが、足腰に不快感、なんとも言えない違和感を覚えるのが神経痛です。特定の動作で痛みを感じることに気がついた頃には、少し症状が進行しています。
次の段階では、歩いたり座ったりはできるけれども歩きながら水まきをしたり、座ったまま床に落としたものを拾うというような動作がつらくなったりできなくなったりします。無理をして動作を実行し続けていると、強い痛みに襲われることもあります。
ふつうに安静にしているときはどこも悪くないような気がしてしまうかもしれません。からだを動かしただけでしびれや痛みが出るようになると、悪化している証拠です。
重度になりますと、安静にリラックスしていても強い痛みを感じるようになります。からだを動かすと当然ながら激痛が走ります。夜も眠れないほどのしびれや痛みがあり、睡眠不足でうつのような状態になりやすくなります。
ご自身で最もショックが大きいかもしれないのが、お手洗い(排泄時)の障害です。失禁や頻尿、違和感、排泄時の感覚がないなど不安が大きくなります。
太ももに注目
坐骨神経痛の症状の特徴として太ももの裏側やふくらはぎの痛みがあげられます。これは一般的な腰痛にはなかなか見られない症状です。坐骨神経が刺激されることによって、腰→お尻→太ももの裏側→ふくらはぎ→足先にかけて痛みが起こります。
神経圧迫の度合いが上がれば上がるほど、症状の範囲が下へ下へと広がっていきます。痛み方などの症状はその日その日のご体調や健康状態によっても変動しますし、同じ症状が繰り返されるとは限りません。
次にどんな症状に襲われるのかと常に身構えているのもストレスになります。坐骨神経痛は精神的なストレスも大きな原因の一つです。それでもガマンできないほどの痛みではないため、ついつい病院行きが遅くなってしまう方が多いようです。
誰しも何かしらガマンしながら日々を過ごしているのですが、かばったり甘やかしたりするのも最後はご自身の仕事です。からだの不調をガマンし続けていても良いことは起こりません。自然に治癒することも期待しないほうが現実的です。
つらかったら整形外科へ
坐骨神経痛と腰痛の区別をはっきりとつけるのはご自身ではむずかしいと感じたら、整形外科へ行きましょう。行こうかどうしようか悩んでいる時点でいつかは行かなくてはならない症状まで進行しているのです。
ガマンして動き続けていて、ある日朝起きたら身動きがとれなくなっていたら1日休めば済む問題ではなくなっています。治療のために入院しなくてはならないケースもあります。
最初に痛みやしびれを感じてから半月以上経っても改善しない、むしろ悪化していると思ったら整形外科へ行くのがいちばんです。そこで整体院やマッサージなどのお世話になって経過をみようとすると、その間に筋力低下が進んでしまいます。
病院よりも整体の先生やマッサージ師さんのほうが信頼できるしやさしいから…と病院を避けるのは得策ではありません。病院は健康保険が効きますし経済的です。
確かになかには不要の治療を施して長期間通院してもらおうとしているのではないかと疑いたくなる医師もいますが、そのときは病院を変えれば良いのです。できればMRIなどの検査が可能な設備の整っている病院が良いです。
まとめ
坐骨神経痛の症状なの?自己チェックで確認!
ふとした違和感から始まる
太ももに注目
つらかったら病院へ