坐骨神経痛とは、お尻から足にかけて痛みやしびれが起きます。現在は痛みが少なくても、足に違和感があれば、坐骨神経痛の症状が出ている恐れがあります。
坐骨神経痛 は徐々に痛みが悪化する場合もありますが、いきなり激しい痛みに襲われ、歩くことも困難になり生活に支障をきたす場合もあります。
1日でもはやく改善させるためには、痛みが出た際にきちんと 対処 することが大切となります。
坐骨神経痛の対処方法
なぜ坐骨神経痛がおこるのか
坐骨神経痛は、腰から足先まで伸びている坐骨神経における神経痛です。坐骨神経のスタート地点である腰は、身体の中でも負担がかかりやすい場所です。つまり、腰に負担がかかると坐骨神経が圧迫されるため、痛みやしびれが起きてしまうのです。
坐骨神経痛が起きたときの対処方法
坐骨神経痛には、急性か慢性かで対処法が変わります。
急性の坐骨神経痛が起きた場合にはまず安静にすることが大切です。その際には横向きや仰向けなど楽な体制になり、腰が痛いのか、それとも腰に痛みはなくお尻や足に痛みやしびれがあるのかを見極めます。
腰が痛い場合は腰部を冷やします。この際、アイスノンなどを直接腰に当ててしまうと内臓を壊してしまうので、タオルなどでアイスノンを包み腰部に当てます。
腰に痛みはなく、お尻や足に痛みやしびれがある場合には腰をホットパックなどであたためます。
ある程度痛みやしびれが楽になったら病院へ行きます。
病院ではホットパックや極超短波などの温熱治療やブロック注射など症状に合わせた対処が行われます。
慢性の場合は、腰まわりを冷やさないようにし、お尻や太ももなど下半身のストレッチを行うと効果的です。
自宅でできる坐骨神経痛の改善方法
病院での治療はもちろん大切ですが、自宅でのセルフケアはさらに大切になります。
坐骨神経痛に身体の冷えは大敵です。冬場は外気での冷えに注意し、夏場はクーラーをかけすぎて身体を冷やさないように気をつけます。
さらに、姿勢が崩れないように注意します。床に座る際には、正座を崩した横座りや体操座りを避け、正座やあぐらをかくなどして背中がまっすぐになるようにします。
椅子に座るときも足を組まず、両方のお尻に平等に体重を乗せて座ります。
寝るときの布団にも注意が必要です。布団が柔らかいと仰向けで寝た際に背骨が埋もれてしまう形になるので、腰に負担がかかってしまいます。この場合は、横を向いて寝ると負担が少なくなります。
坐骨神経痛にならないために
坐骨神経が起きる前に予防しておくことも重要です。予防には、体操やストレッチが効果的です。
特に腰まわりを伸ばすことで背骨にかかる負担が軽くなります。また、背骨のバランスが崩れることを防ぎます。
腰まわりだけでなく、坐骨神経の周りを覆う筋肉が硬くなると神経を圧迫して痛みが出てしまうため、お尻や太もも、ふくらはぎのストレッチも大切になります。特にお尻まわりの筋肉が硬くなると骨盤のゆがみにもつながり痛みが悪化してしまうため、しっかりとストレッチすることが重要です。
さらに日ごろから冷えを防ぐことや、底の硬い靴や女性のヒールはなるべく避けることも予防のひとつです。これらの靴は長時間履くと腰に負担がかかるため、なるべく避けるか、履いた後にはしっかりとストレッチをして腰まわりをほぐします。
坐骨神経痛の対処にはさまざまな方法がありますが、まずは病院へ行き先生の指示に従うことが一番です。さらに、ご自宅でのセルフケアを行う場合はご自身の症状に合うものを選ぶことが大切です。
まとめ
坐骨神経痛の対処方法
なぜ坐骨神経痛がおこるのか
坐骨神経痛が起きたときの対処方法
自宅でできる坐骨神経痛の改善方法
坐骨神経痛にならないために