1日中パソコンやスマートフォン、テレビを見ていると、すぐに肩こりになります。特にパソコンを使う仕事の人は、慢性的な肩こりに悩まされがちです。日本人の4人に1人が肩こりと言われる現代、その 肩こり に伴って、頭痛 を訴える人も増えています。
これは緊張型頭痛、いわゆる肩こり頭痛と言われている頭痛です。
ツライ肩こりからくる頭痛。その原因と改善案とは?!
主な肩こり頭痛の原因は
私たち人間は、ボーリングの球ほどの重さの頭を、細い首で支えています。正しい姿勢を保っていれば、首に負担はかかりませんが、パソコンやスマートフォンを見ている時は、画面に夢中になり、姿勢はかなり猫背になっています。
また、1時間から数時間位、体を動かさないままなので、首の後ろや肩、背中の筋肉が凝り固まってしまうのです。
肩こり頭痛とストレス
肩こり頭痛の主要な原因の1つに、ストレスがあります。リラックスする時間をなるべく1日のどこかでとることが肝心です。
精神的なストレスによって自律神経の働きが偏り、興奮状態を司る交感神経がゆったりとした状態を作り出す副交感神経を上回る状態が常に続くことがあります。この状態が続くと、筋肉は緊張したままとなり、血流はどんどん悪くなります。血流の滞りから肩こりになり、ひいては頭痛の原因にもなります。
肩こりと首こり
肩こり頭痛で悩んでいる人には、肩だけではなく、首の凝りを強く感じる人もいます。首には大切な太い血管が4本通っています。パソコン、スマートフォン等の使うときに同じ姿勢ばかりとっていると、この4本の血管を上手く血液が通れなくなり、滞ってしまいます。
この4本の血管を通じて全身に血液が送られています。もし、頭や首、肩や背中へ十分な血液が行き渡らないと、静脈を通る血液がうっ血します。これが凝りの原因となります。
背中には僧帽筋という大きな筋肉があります。不自然な姿勢を長時間続けると、背中から頭までの筋肉が凝ってしまい、その結果、頭部への血液酸素提供不足になり、頭痛を引き起こします。
首こり頭痛と目
肩こり頭痛の人は、パソコンの画面を見続けている仕事の人が多く、眼精疲労も合わせて訴える人が多いです。暖かいタオルをあてて、目の血液をスムーズにすると血流が良くなり、症状が改善されます。疲れたらすぐに!が良いのですが、就寝前だけでも実行すると変化を感じられるでしょう。
低体温を克服する
肩こり頭痛は、血液がスムーズに流れないことで静脈がうっ血することで起こります。冷房の効いた部屋で長時間パソコンに向かっていると、体が冷え、血管も縮みます。血管が縮めば、そこを流れる血流にも影響を及ぼし、肩こりからの頭痛をひき起こしやすくなります。
冷房の効いた部屋でのパソコンの前での作業をする時に、肩が出していたり、全体的に薄めの服を着ることは控えましょう。
改善案1 適度な休息
私たちの頭はボーリングの球程の重さがあります。そんな重い頭を、細い首1つで支えて生活しているのです。首や背中が前後へ傾けば傾くほど首への負担は大きくなり、そこを流れる血流も悪化します。
パソコンの画面やスマートフォンは、極力目と同じ高さにして、可能ならば30分おきに、少なくとも1時間おきに、画面から離れて休息をとりましょう。体だけでなく、眼の周りの筋肉も緊張状態にありますので、それを意識してリラックスしましょう。
改善案2 ストレッチ
パソコンや、スマートフォンを使用によって酷使された首や肩、背中を30分、または1時間おきにリラックスできるストレッチをしましょう。
やり方は下半身はそのままに、上半身だけを左右にひねることで、ウエスト部分のひねりを感じるようにしましょう。10回程度で構いませんので、気分転換や空き時間の習慣にしてみましょう。
もう1つのストレッチは、肩こり用のものです。倒す側の手を頭頂部から反対側の耳のあたりまで伸ばし、息をはきながらゆっくりと倒していきます。左右3回ずつで構いません。習慣にすることが大切です。
改善案3 入浴
肩こり頭痛の改善に入浴は大変効果的です。首までつかると全身の筋肉の疲れが取れます。40度のお湯に20分間ほど入浴することがオススメです。シャワーで済ませずに、できるだけ毎日湯船につかりましょう。
肩こり頭痛とサヨナラするための習慣を
肩から頭にかけて重だるく押し寄せてくる頭痛。辛く、慢性化する前に、又は慢性化した後だとしても、時間をかけて徐々に良くなるように生活習慣に変えていきましょう。
十分な睡眠をとり、早起きをして、毎朝のストレッチや、できれば軽い運動、入浴をして、全身の血液の流れを良くする習慣を生活に取り入れて、肩こりや頭痛のない快適な毎日を目指しましょう。
まとめ
ツライ肩こりからくる頭痛。その原因と改善案とは?!
主な肩こり頭痛の原因は
肩こり頭痛とストレス
肩こりと首こり
首こり頭痛と目
低体温を克服する
改善案1 適度な休息
改善案2 ストレッチ
改善案3 入浴
肩こり頭痛とサヨナラするための習慣を