片側だけに起こる頭痛の大半は偏頭痛です。 右側 だけに起こる頭痛の場合には 水毒症 かもしれません。水毒症とは、東洋医学の考え方で体内の水分バランスが異常をきたした状態です。
体の左右のバランスが崩れて、偏頭痛や緊張型頭痛を起こしやすくなるのです。どちらの頭痛にしても、水毒症に対する対処と、それぞれの頭痛に対する正しい対処が必要です。
右側の頭痛の原因は水毒症?
水毒症とは?
水毒症とは、東洋医学で、水分の取りすぎや冷たいものの飲みすぎで、体にたまった水が体を冷やし、体のバランスを崩した状態です。胃もたれ、下痢、吐き気の症状がでたり、余剰な水分を排出させようと鼻水やくしゃみなどの呼吸器症状がでます。
また、体の緊張や左右のバランスが崩れることで、めまいや頭痛がでることもあります。夏場に、なんだか体が不調だったりするとき、もしかしたら、水毒症かもしれません。
症状の一覧
動悸、めまい、立ちくらみ、車酔い、耳鳴り、右側の頭痛、吐き気、嘔吐、むくみ、こわばり、みずっぽい鼻水や喀痰、唾液分泌異常、のどの渇き、尿の量の異常、下痢、便秘、関節の腫れ、胸水、腹水、だるさ、血圧異常、喘息等。
水毒症が原因の右側の頭痛
水毒症が原因で起こる頭痛には偏頭痛の場合もあれば、体のバランスを崩したことで起こった肩こりからくる緊張型頭痛の場合もあります。
じんわりと重い感じに痛い場合は緊張型頭痛です。ズキズキと突発的に痛む場合は偏頭痛です。胃や腸の消化器に水分が溜まることで、上半身の臓器である首や肩、頭にも負担がかかってしまいます。脳内の髄液や血流のバランスも崩れると考えられています。
血流が増えることで血管が拡張して偏頭痛が起こったり、肩や首に負担がかかることで、肩こり、首こりから緊張型頭痛が起こります。
水毒症の改善法
水毒症は体内の水分で体が冷えることが原因で起こる症状です。余剰な水分のせいだからといって、水分を摂ることを控えるのとは違います。冷たい水ではなく、常温や温かい飲み物を摂るようにするのです。
また、体を冷やす夏野菜の摂り過ぎにも注意しましょう。根菜類で内臓から温めるとよいでしょう。
頭痛の解消法
偏頭痛(ズキズキした突発的な痛み)の場合
血管が拡張した状態なので、安静と服薬治療が中心でトリプタン系の薬剤がよく使われます。音や光により誘発されることもあるので、暗い静かな部屋で安静にできるとよいでしょう。
市販薬の過剰使用で頭痛の発生頻度が増えたり、痛みが増したりすることがあります(薬物乱用頭痛)。その他には、カフェインに血管収縮作用があるのでコーヒーや緑茶、紅茶を飲むと、改善することがあります。
緊張型頭痛(重くじんわりした痛み)の場合
体の左右のバランスが崩れ、肩こりや首周辺の緊張から頭痛が起こっている状態です。程度な運動や寝る前のストレッチが効果的です。おふろに浸かって体も心もリラックスしましょう。
緊張型頭痛の場合は、興奮気味だったり、緊張している時に起きるので、血管は収縮しています。ですから、偏頭痛の場合とは逆で、カフェインの摂取は控えた方がよいでしょう。
右側の頭痛、その他の原因
右側(左側)だけの痛みは、偏頭痛の場合が多いようです。偏頭痛の場合、精神的、身体的、社会的ストレスが起因のことが多いので、先ずは生活リズムをしっかり整え、休息や睡眠をしっかりとることが基本です。
特に右側の後頭部が痛む場合は、睡眠不足や夜型など生活習慣の乱れから体内リズムが崩れて起こることが多いようです。
また、スマホの見過ぎからくる緊張型頭痛も増えています。前かがみで微動だにせず、you-tubeを見ていたりして、首をかしげたりしていると、片側の胸鎖乳突筋が緊張して頭痛につながることがあります。
まとめ
右側の頭痛の原因は水毒症?
水毒症とは?
水毒症が原因の右側の頭痛
水毒症の改善法
頭痛の解消法
右側の頭痛、その他の原因