頭痛 の 治し方 には「冷やしたほうがよい」という意見と「温めたほうがよいらしい」という意見があります。前者のほうが勧められる機会が多そうですが、好みの問題ではなく原因によります。
今まで頭痛が治まらなかったのは、そのときの気分で冷やしたり温めたりしていたからかもしれません。効率的な治し方をご紹介いたします。
頭痛の治し方は症状で使いわける!!
冷やすとしあわせ気分になる
頭痛にも種類があり大きく2つにわけられます。
一つはこめかみがズキンズキンと痛み、その痛みで疲れてしまいイライラが募る「偏頭痛」です。もう一つは後頭部や側頭部がキューっと締め付けられたように痛む「緊張型の頭痛」です。
もしかしたら2つの区別がつかない混合型の頭痛もあるかもしれませんが、わかりやすく2つに分けてご説明します。
まずは多くの方が長年お悩みの「偏頭痛」は、セロトニンの分泌減少が大きな原因の一つであることが解明されています。セロトニンは別名しあわせホルモンともよばれ、つまりこのホルモンが減少すると気分が落ち込み、鬱っぽくなりやすいのです。
またセロトニンが減少すると脳の血管が広がってしまい、周りの神経を圧迫します。一つのホルモン物質の増減が脳内の血管の収縮に影響力があるのです。
対策としては「冷やす」と「安静」が基本です。お仕事中にはむずかしいこともあると思いますが、冷やすグッズは市販品がいろいろと勢ぞろいしていますから、好みの商品がみつかると思います。ご自宅の冷蔵庫にストックしておいていつでも使用できるようにしましょう。
冷却シートは就寝中にもスグレモノです。どんなに寝相が悪くてもズレることは滅多にありません。特に患部(こめかみ~前頭部)と首筋の2ヶ所に貼るのがお勧めですが、シートの減りが倍のスピードになります。
からだを温めて動く
「緊張型の頭痛」は、精神的なストレスや身体の疲労が大きく関わっています。ふだん健康に自信のある方でも、ストレスや疲れが溜まれば肩こりや背中周りの筋肉が緊張して血管が収縮します。そうなると当然ながら頭部への血流が悪くなります。
この血行不良が原因で起こっているのが緊張型の頭痛です。冷たい湿布を貼りたくなるかもしれませんが、温めてみる方法をお試しください。
頭ではなく、肩や首周りを揉みほぐしたり背中を温めます。頭痛がしていないときも予防として暇なときにマッサージをすると良いです。コリが慢性化すると頭痛も慢性化してしまい、つらい負のループに陥ってしまいます。
頭痛のときにストレッチや軽い運動をする気にはなかなかなれないでしょうから、ふだんから習慣にすると楽です。毎日のようにお風呂にゆっくり入ることも効果があります。
世俗を離れるひとときを
普段の生活はパソコン仕事やスマートフォンを長時間みたりと、運動をしていても疲れる刺激に溢れています。目が疲労すると頭痛も悪化しますから、可能であれば仮眠をとるのがいちばんです。
日中にそんなことができる生活を実行するのはむずかしいでしょうから、夜にテレビやパソコンと向き合う時間を減らして静かに過ごすと効果があります。
寝つきが良くなり、翌朝の体調にも変化があらわれます。静かで暗い場所は落ち着かないという方も多いと思われますが、意外とハマるかもしれません。
またアルコールでないと気分転換にならないということもあるでしょうが、カフェインを「適量」に摂取するのも助けになります。日本茶やコーヒー、紅茶などに含まれているカフェインには血管を収縮するはたらきがあります。頭痛のし始めに飲むと痛みが軽減します。
ただし、日頃から飲みすぎの傾向にある方はほとんど効き目がないかもしれません。普段飲まない方の場合は、過剰摂取しなくてもかえって頭痛を誘発してしまうこともあります。
体質や体調にもよりますので、過信せずにお試しください。冷やしても温めても効果が全くないこともありますが、薬も効かないときに一度服薬を中止して気長に実践してみてはいかがでしょうか。
まとめ
頭痛の治し方は症状で使いわける!!
冷やすとしあわせ気分になる
からだを温めて動く
世俗を離れるひとときを