いったん 頭痛 がし始めると、なかなか すぐ に治まることはありません。頭痛のストレスでますます症状が悪化することもあるでしょう。必ず万人に効果があるものではありませんが、治せるものなら早く何とかしたいという方にお勧めの 治し方 をいくつかご紹介いたします。
すぐに効く?頭痛のカンタン治し方
気合いを入れて治す
頭痛になるとまずは市販の鎮痛剤に頼る方が多いですが、薬は一人ひとりの体調や体質を考慮してつくられてはおらず、量の調節もままなりません。薬の代わりにはなりませんが、カフェインの摂取を試してみましょう。
すでに薬を飲んでしまっている場合は、効き目が切れた頃にします。カフェインというと眠気覚ましのイメージがありますが、ほかに血管収縮の作用もあります。収縮するとズキズキズキンとした痛みが和らぎます。
日本茶やコーヒー、紅茶、カフェオレ、ココアなどお好みの飲み物をホットで用意しましょう。ただし46時中カフェイン飲料に頼っていると、徐々に耐性がついてきて効果が薄れてきます。
また体質的に合っていないと頭痛の元にもなります。過信するのもよくありませんが、「これを飲むと治る」という軽い信心深さもときには役に立ちます。
温かい飲み物を飲むとからだが温まるような気がしますが特にコーヒーはからだを冷やしています。そこでもう一手間かけて首の後ろを温めましょう。肩や首も回るようになり少し気が晴れます。
他方、血管の拡張による偏頭痛などには冷えが効果的です。首の後ろを冷やして血管の拡張をおさえることで症状が緩和します。
温湿布、冷湿布がなくてもハンドマッサージで温めることもできますし、冷たいペットボトルや缶にハンカチやタオルなどを巻いて当てるだけでも効果はあります。
静かに過ごして快方を待つ
頭痛と静かに過ごすことは一見何も関係なさそうなものですが、ご自身では頭痛の原因と思っていないこともかなりのストレスになっていることがあります。
たとえば騒音(ひとの声も含まれます)やにおい、光線(自然のもの、人工のもの)などです。このような刺激を避けるためには、照明を消した静かな部屋で休むのがいちばんです。
昼間はカーテンを閉めて自然な明るさで十分ですし、夜は真っ暗にするのも良し、キャンドルを一つ灯すなりしてください。
静かなのは大の苦手という方もいらっしゃるでしょうが、それは実は思い込みで試しに1時間もすれば意外と快適であることに気がつくかもしれません。頭痛の症状が緩和してきてテレビもつけず音楽も聴かないとなると、自然とからだを動かしたくなるものです。
ストレッチをして筋肉の緊張を和らげましょう。じっとしていると頭痛のことに意識が集中してしまうので、ゆっくり腹筋を10回ほどしてみたり上体起こし(背筋)を30回くらいしてみたりすると意識が分散して、頭痛がより改善することもあります。
腹筋や上体起こしは私にはハードな運動だという方は、深呼吸をしましょう。よほど意識していないと、ふだん深呼吸を1日1回もしていないものです。ゆっくり吸って5~10秒ほどかけて吐きます。目を閉じて10回もできれば良いでしょう。
治ったあとの再発予防
病気以外の頭痛の原因は大抵、生活習慣にあります。頭痛が治ったら元の生活を送っていたのでは、おそらくすぐに再発します。
受動的なストレスを減らすことがむずかしいのであれば、からだを丈夫にして対抗するのが現時点では最も合理的です。丈夫にするといっても毎日ジョギングしたりはかえって健康を損なうリスクのほうが高いですから、食事と睡眠の質の向上で十分です。
一つの嗜好品を食べ過ぎるのは良くありませんが、赤ワインやチーズは特に頭痛を誘発しやすいとされているので、食卓から完全排除すると新たなストレス源になりますからほどほどにしましょう。毎日摂取するのは控えたほうがよろしいです。
また寝不足、寝すぎると頭痛になったことは多くの皆さんが経験済みかと思われますが、何時に寝ても起きる時間は毎日プラスマイナス1時間以内にすることをお勧めします。その後、お昼寝を30分ほどするほうが朝寝坊よりも頭痛のリスクは下がります。
まとめ
すぐに効く?頭痛のカンタン治し方
気合を入れて治す
静かに過ごして快方を待つ
治ったあとの再発予防