寝過ぎ て起きたときに頭が痛いという経験は誰しもが持っています。この症状は、生活リズムの変化で自律神経がバランスを崩して起こることが多いようです。
痛み方は偏頭痛によく似ていますが、安静にしていると自律神経が益々副交感神経にかたよるため、逆に活動したほうが回復がはやまります。この 頭痛 の場合は時間がたてば解消されますが、休日の睡眠の取り方を少し気を付けることで、頭痛を起こしにくくすることができます。
寝過ぎたときに頭痛が起こる理由と予防策
寝過ぎで起こる頭痛の理由
寝過ぎの頭痛が頻繁に起こる人の共通点は、平日が睡眠不足で、休日に寝だめする点です。平日の睡眠時間4時間、休日10時間というように、睡眠時間の格差が大きいと、脳が混乱して血管が拡張して頭痛が起こりやすくなります。
特に仕事で常に緊張している状態が続くと、ゆっくり休息をとることで、自律神経が急激に副交感神経優位となり、血管が拡張してしまい、頭痛だけでなく、血圧が下がったり体がだるくなることがあります。
寝過ぎの頭痛が起こってしまったら
もし頭痛が起こってしまっても、多少の頭痛とだるさの場合は、我慢して起きて体を動かしていると、自律神経が交感神経優位に傾き普通の状態に戻りやすくなります。また、起きて水分をとり深呼吸、ストレッチをするとすっきりすることができます。
そのあとに食事が摂れるとなお回復が早まります。体を動かそうと思っても動かせないような場合は、かなり自律神経のバランスが崩れて過労状態です。
その時だけ休息をとるだけでは解決策にはなりません。生活サイクルが規則的かどうかを見直し、平日の忙しさを和らげる調整をすることも必要かもしれません。
寝過ぎの頭痛の予防策
寝過ぎの頭痛を起こさないためには、平日と休日の睡眠サイクルを変えないことが一番良い予防策です。ですがたくさん寝たいという欲求は心と体が休息を欲しているサインです。そのサインを見逃さず、上手く休息をとるようにしなければいけません。
頭痛を起こさずに、しっかり休息をとるには、睡眠時間の差を平日プラス2時間くらいに抑えることが理想です。いつもよりたくさん寝たいという場合は、一度は起きて食事をとることで予防できます。食事を摂ると、脳が一度起きたと認識します。
ですから自律神経が副交感神経に偏りすぎることが抑えられ、頭痛を起こしにくくなるのです。また、長時間寝てしまうことで、脱水や低血糖を起こして頭痛が起こる場合もあるので、こちらも食事を摂ることで防ぐことが出来ます。
比較的元気な時は、午前中にスケジュールを入れてしまい午後からをゆったり過ごすようにしておくと、大きく生活リズムを崩す心配がありません。昼からのお昼寝は深く眠り過ぎないので頭痛や体調を起こしにくいと言われています。
早めの夕食をとってゆっくり夜のリラックスタイムを楽しむのも、元来は日中交感神経優位で夜に向けて副交感神経が働くのが理想の生活リズムですので、よい休息の取り方です。ですが疲れすぎて動くこともできないときは、体の休息が必要な時です。
年に数回は腰を据えて、一日だらだら過ごす日があってもよいかもしれません。ただし、平日の睡眠不足や過労は、休日の寝だめでは根本的な解決にはなりません。
翌日から元気に1週間を始めるためには、自分の快適な生活サイクル「食・睡眠・好きなことをする時間」を見つけて、リフレッシュの自分なりの方法を知ることが大切です。
まとめ
寝過ぎたときに頭痛が起こる理由と予防策
寝過ぎで起こる頭痛の理由
寝過ぎの頭痛が起こってしまったら
寝過ぎの頭痛の予防策