ふくらはぎは「第二の心臓」と言われるほど体にとって大きな役割を持っています。 ふくらはぎ を ストレッチ でケアすることで、体全体を健康へと導く効果があるのです。
ふくらはぎのストレッチの重要性と健康効果についてご紹介します。
ふくらはぎのストレッチがもたらす健康効果
ふくらはぎの役割とは
ふくらはぎには、歩いたり走ったりするために足を動かす筋肉としての役割があります。ふくらはぎの筋力が弱くなると膝や腰を痛めやすくなったり、足そのものが疲労しやすくなったりします。
ふくらはぎのもう一つの役割は、血液やリンパの流れをよくするポンプ機能です。ふくらはぎが「第二の心臓」と言われる理由はこのためです。心臓は血液を全身へ送り出します。その血液を再び心臓へ戻す手助けをするのがふくらはぎの筋肉です。
心臓が送り出した血液だけでなく、リンパも一緒に押し戻す大切な役割を担っているのです。
質のよいふくらはぎは柔らかい
ふくらはぎのポンプ機能を十分に発揮させるためには柔軟性が不可欠です。ふくらはぎが硬くなると血管やリンパ管が圧迫されてポンプ機能が弱まります。血流やリンパの流れが悪くなってしまい、冷えやむくみの症状が現れやすくなります。
また、ふくらはぎの筋肉が硬くなったり張ったりした状態で動くことで、筋肉が引っ張られ痛みが出る場合があります。
硬いふくらはぎを柔らかくするにはストレッチが効果的です。ストレッチをすることによって柔軟性を保ち、ポンプ機能が十分に働くふくらはぎを維持することができます。
その結果、血流がよくなるだけでなく不要な水分や老廃物が排出され、冷えやむくみ、だるさを改善し、痛みを予防します。
ふくらはぎが硬くなってしまう原因とは
ヒールの高い靴を履く、長い時間立つ、立っている時の悪い姿勢、ストレスなどが原因でふくらはぎは硬くなってしまいます。これらの原因で、ふくらはぎが疲労してしまい肩こりのように硬くなる、無意識のうちに筋肉に力が入るなどしてこわばってしまうのです。
ヒールの高い靴だけを履くのではなく、スニーカーなどを交互に履いて足の疲労を軽くする工夫が必要です。
長時間立っている場合は、時々ストレッチをして筋肉のこわばりを軽減させましょう。姿勢よく立つ場合に比べて猫背はふくらはぎへの負担が大きくなります。よい姿勢を意識してふくらはぎへの負担を軽くしましょう。
ふくらはぎの疲労が引き起こす症状
筋肉の疲労は主に筋肉痛や張りとなって現れます。また、ふくらはぎの筋肉が疲労することが原因で、こむら返りや肉離れが起こることがあります。ふくらはぎに疲労物質をため込まないためにはストレッチを習慣にするとよいでしょう。
とくに、スポーツやトレーニングで筋肉を酷使したあとはストレッチを取り入れて筋肉をほぐしケガを予防しましょう。
ストレッチで柔らかいふくらはぎへ
ふくらはぎのストレッチを行って柔らかいふくらはぎを保ちましょう。血行やリンパの流れがよくなり全身の組織が活性化します。病気とケガの予防や改善、さらに足が引き締まる効果も期待できます。
かんたんにできるストレッチの方法を3つご紹介します。
1つめは立ったままできるストレッチです。両足をそろえて立ち、手を腰に当てた状態で片足を大きめに前に踏み出します。前に出した足に体重をかけて15秒ほどキープします。後ろ足のかかとが浮いてしまうと効果が半減しますので注意しましょう。左右交互に数回行ってください。
2つめは座って行うストレッチです。座った状態で足を伸ばします。自分の方につま先を向けた状態を10秒ほどキープします。これを何度か繰り返します。
3つめは運動後のふくらはぎの痛みと疲労の軽減に効果的なストレッチです。正座をした状態から片膝を立て、太ももに胸を付けて少しずつ前に体重をかけて15秒ほどキープ。床からかかとが離れないように注意しながら反対の足も同じように行ってください。
ストレッチは一日の中で数回行うのが効果的です。呼吸を止めることなくリラックスしながら行いましょう。ふくらはぎの疲れを感じた時や、運動後のクールダウンにも有効ですし、お風呂上がりにゆっくりと行うのもおすすめです。
生活の中にふくらはぎのストレッチを取り入れて全身の健康を目指しましょう。
まとめ
ふくらはぎのストレッチがもたらす健康効果
ふくらはぎの役割とは
質のよいふくらはぎは柔らかい
ふくらはぎが硬くなる原因
ふくらはぎの疲労が引き起こす症状
ストレッチで柔らかいふくらはぎへ