ぎっくり腰は誰にでも発症するリスクがあり突然訪れるものです。海外では魔女の一撃と呼ばれ、時として歩行も困難になるほどの激痛を伴うことがぎっくり腰の特徴ですが、いざ私たちが発症したとき、どのように対処すればいいかについてまとめてみました。
今回は、突然 ぎっくり腰になったら やったほうがいい4つのことをまとめました。
突然ぎっくり腰になったらやったほうがいい4つのこと
周囲に助けを求める
ぎっくり腰がどの程度の痛みかは発症した人にしか分からないと言われていますが、呼吸が苦しくなるほどの激痛であることも多々あります。
外出時に歩行も非常に困難である場合はまずは周囲の人に助けを求めましょう。そして可能であるならば横になれるスペースへの移動を手伝ってもらうことをお勧めします。
救急車を呼ぶ
ぎっくり腰で救急車を呼ぶということは大袈裟だと思われるかもしれませんが、歩行が激痛で困難である場合には速やかに119番に電話しましょう。迅速に適切な処置を受けることができるだけでなく、周囲に看病してくれている人がいた場合にはその人に多くの迷惑を掛けずに済みます。
安静にする
近年では腰痛に対して安静にするということは効果的ではないと言われるようになってきました。痛いからといって安静にばかりしていると体幹の筋肉が弱体化し、腰痛を助長するような身体になってしまうのです。
そのためウォーキングなどの軽い運動が腰痛には推奨されています。しかし、ぎっくり腰にその理屈は通用しません。
ぎっくり腰は非常に強い炎症が発生している状態で、軽い運動でも炎症が発生している部位を刺激してしまい、いつまで経っても痛みが改善しない場合もあり得ます。
また、痛みの影響でそもそも運動を行うことが困難である場合もあります。ぎっくり腰を発症した場合は、何か効果的な両方を探すよりまずは痛みが改善するまで安静にしていましょう。
仕事や学校を可能ならば休む
ぎっくり腰は年を重ねるごとに発症するリスクが高まっていく病であり、社会人や学生でも発症します。そのためぎっくり腰で仕事や学校を休むのは抵抗がある人も多いかもしれませんが、ぎっくり腰を発症すると痛みが原因で多くの動きが制限されがちです。
そのため仕事や勉強のパフォーマンスが低下する可能性が高まるだけではなく、周囲の人にも迷惑を掛ける恐れがあります。
早期に現場に復帰したいという気持ちが強い人もいるかもしれませんが、まずは周囲に迷惑が掛からない程度に痛みが治まるのを待ちましょう。
日常生活に支障がない程度に痛みが治まってきたら
ぎっくり腰の痛みは時間が経過すると必ず治まってきます。日常生活に支障がなくなるほど痛みが治まってきたならば徐々に軽めの運動を開始しましょう。
安静にしていたことにより体幹の筋肉の筋力や柔軟性が低下しているため、腰に大きな負担が掛かるような運動や素早く腰を動かすような運動は腰を再び痛める恐れがあるため推奨されません。
ウエイトトレーニングや競技スポーツへの参加は控えるべきです。ウォーキングや軽めのランニングなど身体全体を使うような運動は、腰への負担が少ないだけでなく多くの筋力を使用できるためお勧めです。
また、ストレッチも効果的です。ストレッチには反動を利用して行うダイナミックストレッチとゆっくりとした動作で行うスタティックストレッチがありますが、スタティックストレッチが特に腰痛には有効とされています。
柔軟性が低下した腰部の筋肉に急激な動きを加えるとケガをする恐れがあるため、スタティックストレッチで徐々に筋肉を伸ばし柔軟性の回復を図りましょう。
特に腰方筋や大腰筋、脊柱起立筋といった腰周囲の筋肉をターゲットにストレッチを行うことが効果的であり、長座体前屈のような体幹をゆっくり前屈するような動きが特に効果的とされています。しかし、腰部に痛みを感じたら速やかに中止しましょう。
まとめ
突然ぎっくり腰になったらやったほうがいい4つのこと
周囲に助けを求める
救急車を呼ぶ
安静にする
仕事や学校を可能ならば休む
日常生活に支障がない程度に痛みが治まってきたら