中年以降になると肩の周囲に違和感を感じることがあります。放置すると痛みを生じてしまう五十肩です。運動せずにいると腕を上げるたびに痛んだり、上げ下ろしがスムーズにいかなかったり、はては腕が上がらなくなったりします。
ここでは効果の期待できる 五十肩 の 治療 法を紹介します。
効果が期待できる五十肩の治療法
五十肩の起こるとき
それまで何も支障なかったのに、肩こりとは少し違う違和感を肩に感じることがあります。そのままにしておくと、腕を上げるなどの動きをともなうときに痛むことがあります。これは五十肩のおそれがあります。
そのままの生活を続けていると、腕の上げ下ろしのたびにスムーズに動かせない、あるいはその動きの際に痛みが生じるといったことが起こるようになりがちです。
さらに症状が進行すると、ある高さ以上に腕を上げられない状態になります。五十肩の典型的な症状といえます。
中年以降は五十肩でない場合も
こうした肩の症状は五十肩とはちがう原因で起こることがあります。なかには重篤な病気がかくれている場合があります。したがって最初に肩の違和感を感じ、それがつづくようになったら医師のもとを訪れてみましょう。
五十肩の効果的な治療法
五十肩という診断結果ならば、まずためしてほしい治療法があります。症状が出はじめの軽い状態で温めておくことです。そうした指示が医師から出ることが多くなっています。
肩が炎症を起こす一歩手前の状態ですから、肩の周囲を含めてあたため、血行を良くします。そして筋肉のこわばりや緊張をほぐします。そのあいだは肩を安静に保ち決して無理をしないことです。
1か月ほどたったら症状がおさまってくるでしょうから、体をむしろ動かすようにして、のちに示す運動療法を取り入れて動く範囲を少しずつ広げていきます。
痛みがおさまったら今度は冷やす場合もあります。これも医師の指示にしたがってください。この治療を続けて落ち着くことがあります。
五十肩が落ち着いたら運動を
痛みが落ち着いたのちにやってほしいのが運動療法です。五十肩になりやすい人の特徴としては日ごろから体を動かさないという特徴があります。そこで無理がない範囲で可動域を広げていくストレッチを行います。
これによって筋肉と関節のバランスを筋力の面からととのえ、体全体を無理なく使うことを覚えていきます。
痛みがつづく場合はまず治療から
すでに動かすたびに強い痛みがある、腕が上がらないといった状態まで進行した時には痛み止めや炎症を抑えるための抗炎症剤の処方が行われ、当面の症状を鎮めていくことが優先することでしょう。
その後症状が落ち着いてくるまでは肩の周囲を使う運動はさけます。寒い時期など肩を冷やすと症状が悪化します。あたたかくしておきます。まずは症状が出なくなるまでは安静を保つことは上に書いたとおりです。
この状態まで進行しますと腕の上げ下ろしのときだけでなく、寝ていても肩が痛くて眠れないといった症状を示すことがあります。痛みが肩だけでなく指の先までひびいてくるするどい痛みになってしまうこともあります。
五十肩は文字どおりその年齢前後の方に多く見られます。もちろん40代の人でも起こることがあります。中年以降になると関節部分の柔軟性の低下がひとつの原因といえるでしょう。
肩に負担をかける動きや仕事、さらに無理な動きをともなう運動など、肩に炎症を起こしてしまう肩関節周囲炎として診断されることもあります。痛みがある状態からなんなく腕が上がるようになるまではしばらくかかります。
場合によっては数か月以上かかることもあります。したがってすこし気長な気持ちで治療に専念するようにします。
まとめ
効果が期待できる五十肩の治療法
五十肩の起こるとき
中年以降は五十肩でない場合も
五十肩の効果的な治療法
五十肩が落ち着いたら運動を
痛みがつづく場合はまず治療から