スポーツ で 股関節 を痛める人は少なくありません。オーバーユースや歪みがあり正しいフォームが上手く取れない状態で繰り返し運動を行うマルユース(誤使用)により、股関節の 痛み を発症します。
股関節は人体の関節の中で最も大きい関節です。股関節は骨盤、脊柱、頸、頭までつながっています。ですから股関節の歪みではなく、頸や肩など股関節とは全く別のどこかに歪みがあっても、そのしわ寄せが股関節にきて股関節の痛みがでていることがあるのです。
ですから股関節の痛みを改善する場合、股関節を治療するだけでなく、全身の調整が必要となる場合が多いのです。
スポーツが原因の股関節の痛み
股関節痛を起こしやすいスポーツ
左右の歪みを起こしやすい、ゴルフやテニスはマルユースによる股関節痛を起こしやすいスポーツです。また体幹や下半身に過度な負担のかかりやすいサーフィン、スキー、スノーボード、サッカーはオーバーユースによる股関節痛のリスクが高くなります。
環境面でも体育館で行うスポーツでは、床面の摩擦が屋外よりも高く、きゅっきゅっと激しく運動を切り返すことで、大きな負担がかかります。代表的なものに、フットサル、バスケットボール、卓球などがあります。
あげてみるとスポーツ全般に股関節の痛みを引き起こす可能性があります。基本は運動と休息のバランスをとりながら、疲れをためたり、マルユースにならないような全身の調整を行いながら、スポーツを楽しむことが重要です。
股関節痛の一般的な症状
一般的な初期症状としては、長距離歩くと痛みが出たり、長時間の立ち仕事で重だるくなる、立っていると股関節に違和感やはりを感じるといった症状があげられます。
また、動かすとゴリゴリした感触があったり、ポキポキと音がなったり、寝るときに脚を伸ばして寝ようとすると痛みが出る場合があります。
慢性の痛みになると足が冷えたり、むくんだり、また、股関節の痛みだけにとどまらず、腰痛や肩こり、頭痛などの全身症状や不定愁訴を訴えられることもあります。
股関節痛を発症すると、動くことが億劫になりやすく、ますます運動不足になり、体重増加を引き起こしやすくなります。もちろん、体重が増えると股関節への負担は大きくなり、悪循環に陥りやすいのです。
歪みからくる股関節痛
股関節は骨盤の寛骨臼と大腿骨頭がはまることから成り立っています。ですから、骨盤が歪んでいると、大きく股関節に影響を与えます。そして骨盤は生活の中のちょっとした習慣で歪んでしまいます。
例えば普段の歩き方や姿勢、脚を組む癖、カバンのかけ方、テレビを見る方向、そんなささいなことで歪んでしまうのです。非対称運動が中心のスポーツ(主に球技スポーツ)では、左右のバランスが偏りやすく、日常にもそのバランスをひきずってしまうことがあります。
また、身体の使い方の癖が骨盤の歪みは股関節に日々の繰り返しにより、助長されて歪みにつながるのです上半身の使い方や全身の不具合が伝わり股関節の歪みを引き起こします。
歪んだ状態の関節ではバランスよく体重を支えることが難しくなり、どちらかに荷重が偏り、更にアンバランスな動き方や無理な動きが助長され、偏った足の股関節周囲の筋肉が緊張して痛みでるのです。
ですから、股関節を引き起こす原因は全く別のところにあって、股関節にしわ寄せがきて痛みを引き起こされている場合があるのです。スポーツでの股関節痛は、オーバーユースによって股関節周囲の筋肉が堅くなり、痛みを引き起こしやすい状況にさらされます。
加えてマルユースによるバランスの崩れから痛みを引き起こします。筋肉や靭帯の組織の状態が良くない中起こるので、激しい痛みになりやすく、治癒にも根気と時間がかかります。
股関節痛を改善するには、筋肉の組織を回復させること、股関節の歪みを引き起こす全身の歪みを調整すること、間違った身体の使い方、癖を改善することが必要です。
まとめ
スポーツが原因の股関節の痛み
股関節痛を起こしやすいスポーツ
股関節痛の一般的な症状
歪みからくる股関節痛