いわゆる“足がつる”状態の こむら返り ですが、 原因 がいくつかあります。なかでも、 睡眠中 にこむら返りがおきる方は血流が悪くなってしまっていることが原因のひとつとして考えられます。
では、どのように対処をすると寝ている間のこむら返りに悩まされることがなくなるのでしょうか?
こむら返りの原因とは?睡眠中になぜおきる?
こむら返りの原因
こむら返りとは、なんらかの原因で筋肉が急激に収縮した状態のことで、多くの方が激しい痛みを伴います。身体中の筋肉でおこりますが、なかでも、ふくらはぎでの発生率が高いといわれています。では、なぜこむら返りがおきてしまうのでしょうか。
大きな原因として考えられているのがミネラル分や水分の低下や運動不足による血流の悪化です。ミネラルには筋肉を動かす作用があります。つまり、ミネラルが不足してしまうと筋肉を動かすための伝達がうまくいかず、突然つってしまうという事態がおきるのです。
水分不足ものちにミネラルの不足をまねきます。また、血液の流れを悪くしてしまうため、筋肉へ栄養がいきわたらずにこむら返りを引き起こしてしまいます。
最後に、運動不足になると筋肉自体が硬くなってしまいます。硬くなった筋肉を急に動かそうとすると筋肉がうまく動かすことができず、結果こむら返りをおこしてしまいます。
また、スポーツや身体を動かす仕事をされている方は、筋肉を酷使したあとに疲労が原因として足がつってしまうこともあります。
睡眠中におこるこむら返りとは?
寝ている最中に、急激な筋肉の痛みによって目が覚めた経験のある方も少なくないかと思います。これは、寝ている最中にこむら返りがおきてしまったのです。睡眠中のこむら返りの大きな原因としては血流の低下があげられます。
この原因としては、発汗や冷えなどが考えられています。人は寝ている最中でも汗をかいています。この量は平均としてコップ1杯(約200ミリリットル)といわれています。
またこれは夏になるとさらに量が増えることもあります。すると、自然と血液中の水分は減り結果として血流が悪くなってしまうのです。
また、夏の場合に寝ている間もクーラーをかけている方もいらっしゃるかと思います。昼間に活動している間に適温だとしても、寝ている間は身体を動かしていないので、昼間と同じ温度のまま長時間クーラーをかけていると身体が冷えてしまい、これもまた血流を滞らせる原因となってしまうのです。
筋肉量が少ないとよりこむら返りがおきる
睡眠中のこむら返りは年齢別にみると、高齢者によくおきているといわれています。これは、筋肉の量が減り、血流が減ってしまい、筋肉の栄養分として使われるミネラル分がなかなか筋肉に届かないということが原因となっています。
筋肉の量は年齢を重ねるにつれて徐々に減っていってしまいます。また、歳をとるとのどが渇いたなどの感覚も衰えてしまい、1日に摂取する水分量が減ってしまいます。これもまた、こむら返りを引き起こす原因となってしまうのです。
これらが原因となってしまうため高齢者に多くおきてしまうのです。そのため、年齢を重ねていくほど、少しずつでも良いので運動量を増やすことを意識し、筋肉量の維持や水分量の確保をおこなうことをおすすめします。
もしかすると病気の可能性も
活動中のこむら返りと違って、睡眠中のこむら返りには病気が潜んでいる可能性もあります。“つる”といった症状のほかにも手や足がしびれる、むくみ、睡眠中のこむら返りが原因となって歩行障害がおきたなどが自覚症状としてある場合には病気の可能性があります。
主には、糖尿病や腎疾患、椎間板ヘルニアなどがあります。また、脳梗塞といった命に関わるものもありますので、すぐに病院で診てもらうことをおすすめします。
まとめ
こむら返りの原因とは?睡眠中になぜおきる?
こむら返りの原因
睡眠中におこるこむら返りとは?
筋肉量が少ないとよりこむら返りがおきる
もしかすると病気の可能性も