「ふとした瞬間に足をつった」「治し方がわからず困った」というような経験をしたことはないでしょうか?
今回はこの足がつる、 こむら返り について、 治し方 や予防の仕方をまとめました。
足がつった!こむら返りの治し方とは?
こむら返りの原因とは?
こむら返りは、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が異常に収縮することで起こります。寝ている時、泳いでいる時、歩いている時など、突然の痛みに焦ってしまう方も少なくはありません。
では、こむら返りの原因とは何でしょうか?こむら返りが起こる原因はいくつかあります。
冷え
最近は冷え症の人が増えています。特に足が冷えていると、筋肉などの働きが鈍くなってしまい、結果としてこむら返りが起きてしまいます。プールや海水浴で足がつってしまうのは、冷えが大きく関係していると言えるでしょう。
ミネラル、水分不足
栄養バランスが悪かったり、栄養の吸収が悪かったり、汗をたくさんかくような運動をしているのに水分・ミネラル補給をしていなかったりすると、こむら返りの原因となってしまいます。
特にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムが不足していると、こむら返りが起こりやすいので注意が必要です。
運動不足
普段から筋肉を使わないのに急に運動をしたり、準備運動もなく激しい運動をしたりすると、こむら返りの原因になってしまいます。
こむら返りの対処法
では、こむら返りが起きた時の実際の対処法についてご紹介します。
まず、こむら返りが起きたら、収縮してしまったふくらはぎの筋肉を伸ばすのが一番です。やり方は簡単で、つま先を手ですねの方にひっぱり、ふくらはぎとアキレス腱をストレッチするように伸ばします。
痛みが強いとなかなか動かすのが難しいかもしれませんが、ふくらはぎとアキレス腱を伸ばしきったら元に戻すという運動を、痛みがなくなるまで続けましょう。
もし外出先で足がつってしまった場合は、どこか椅子に座れるようだったら座って、つま先を手ですねの方に引き上げるようにしてください。
椅子がなく座れないような場合は、立ったままでも良いのでアキレス腱を伸ばすストレッチをしましょう。
こむら返りの予防法
こむら返りが起きないように、普段の生活で予防策を取り入れていくことも可能です。突然の激痛で動けなくなってしまうというようなことがないように、ぜひ今回ご紹介する予防法も試してみてください。
足を温める
最近は冬だけでなく夏も足が冷えている人が増えています。特に夏場は、外の気温は高くて暑いので、ついつい足を出している服装が多くなってしまいますが、室内は冷房が効いていたり冷たいものを摂ったりするので、体は意外と冷えているのです。
できる限り、お風呂に入って足を温めたり、蒸しタオルを足に巻いたりして、温めるように心がけてください。また、プールや海水浴に出かけた際も、長時間冷たい水につからず休憩をこまめに取るようにしましょう。
ふくらはぎのストレッチをする
日ごろからふくらはぎをマッサージしたり、伸ばしたりしましょう。ふくらはぎの筋肉を伸ばすには、次のようなストレッチも効果的です。足を前に出した状態で座り、つま先を上に立て、手で持ちます。
この時、かかとを前に押し出すようにして、上半身を足に近づけるように倒していきましょう。このように普段から筋肉を使うことで、突然のこむら返りを防ぐことができます。また運動をする際は、事前に準備運動を念入りに行ってください。
栄養、水分補給に気を付ける
インスタント食品やジャンクフードは、できる限り避けるようにしましょう。カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムが含まれる食品をバランスよく摂ることがおすすめです。
カルシウムは小魚や乳製品で、マグネシウムはナッツや海藻類で、ナトリウムは良質な塩(天日干しの天然塩がおすすめです)で、カリウムはほうれん草や納豆などで摂ることができます。特に運動をして汗をかくような場合は、水分補給もしっかり行ってください。
まとめ
足がつった!こむら返りの治し方とは?
こむら返りの原因とは?
こむら返りの対処法
こむら返りの予防法