腰が痛い症状は、神経痛や椎間板ヘルニアなどが原因となることがあります。ほかのおもな原因としては前かがみで作業した、長い距離を歩いた、準備運動せずに急に動いたことに伴う腰痛があります。ぎっくり腰などはその代表的なものです。
腰が痛い と感じる前に ストレッチ などで予防することのできる場合があります。
「腰が痛い」と感じる前にストレッチが効果的
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早めの対処が必要な腰痛とは
腰痛があると日常生活に支障が出がちなものです。したがって痛いままがまんせずに病院で診断してもらうとよいです。湿布をしただけでなんとかしようとするとよくない場合があります。
とくに腰痛がながくつづくときには、早めに治療したほうがよい病気が原因となっていることがあります。椎間板ヘルニアなどの坐骨神経痛や、脊柱管狭窄症などにともなう神経を圧迫する腰痛は神経痛の一種です。
また脊椎分離症や脊椎すべり症は、関節の異常で腰痛を起こしがちです。こうした原因で起こる場合の腰痛を悪くしてしまわないうちに、治療をすることをおすすめします。
若い人の腰痛には配慮を
とくに若い方に腰痛が起こる場合には注意が必要です。スポーツや運動のし過ぎで、こうした関節部や椎間板の異常が起こることがあります。
子どもはとくに筋力などの体力がまだ十分に発育しているとはいえません。したがって腰痛を起こすような運動のやりすぎは要注意です。
べつのタイプの腰痛
上に示した病気が原因のほかに、べつのタイプの腰痛があります。前かがみで腰を曲げたままの姿勢で作業した、遠出をして長い距離を歩いた、準備運動せずにいきなり激しい動きをしてしまったというときに起こるものです。
こうした腰を酷使した時や急に腰を使ったときに起こる腰痛があります。なかでもぎっくり腰は代表的なものです。
脊柱ははたらきもの
運動するうえで十分な筋力が備わっていないと、弱い部分に負担がかかります。とくに体のかなめにあたる腰の部分は、脊椎1本でからだを支えていますから負担が大きいです。しかも様々な動きに対処しなければなりません。
したがってその周囲の筋肉、関節などの助けが必要となります。運動時にはそうした部分を総動員します。日ごろからこうした部分の筋力を十分につけていないまま運動や作業をつづけたり、急に行ったりすると腰痛をまねきやすいです。
ひどい場合にはぎっくり腰のようにまったく動けなくなってしまうことすらあります。
腰痛にはまず筋力をつけることから
こうした腰痛を避け、予防するには筋肉の筋力をつけることがたいせつです。それにはおだやかな動きのストレッチなどが効果的です。これに加えて適切な筋力トレーニングをおすすめします。腰回りを中心に筋肉をきたえて、動きをスムーズに疲れにくい運動です。
だれにとってもとりくみやすいです。この運動を日ごろから行うことで余裕を持った動きが可能になります。したがって無理なく体を動かせるようになります。
だれでもできるストレッチの方法とは
ストレッチの運動は筋肉を徐々に伸ばしていき、伸ばした状態でしばらく保持することが基本です。こうして筋肉に柔軟性とともに負荷をかけて筋力を高めます。激しい動きをともなうことがありません。
ストレッチの姿勢をとる時には痛みが出る直前の状態まで伸ばして固定します。痛みが生じるまでおこなうのは逆効果です。伸ばして気持ちがよい状態を維持すればよいことになります。
さらにこれはつづけることで効果が期待できます。そして運動の前後で行うことで、けがをしにくくなることにもつなげられます。
運動・スポーツに取り入れたいストレッチ
運動の前後にこうしたストレッチを取り入れた準備運動はとてもたいせつです。運動をするうえで体をすこしずつあたためていき、必要な筋肉にこれから使うことを知らせる役割もあります。
つづけていくうちに、スポーツなどのスムーズな動きにこうした準備運動を欠かせないことがわかると思います。
腰痛体操とはどんなものか
腰痛をふせぐには、とくに腰痛体操としてこのストレッチを取り入れた運動があります。専門家の指導を受けつつ習得すれば、腰回りの筋肉をきたえられますから腰痛の予防になります。腰痛体操に関しても長くつづけることがたいせつです。
ただし腰痛餅の人は医師とよく相談して状態がいいときにじわりじわりとおこなうようにします。けっして無理をしないことです。
まとめ
「腰が痛い」と感じる前にストレッチが効果的
早めの対処が必要な腰痛とは
若い人の腰痛には配慮を
べつのタイプの腰痛
脊柱ははたらきもの
腰痛にはまず筋力をつけることから
だれでもできるストレッチの方法とは
運動・スポーツに取り入れたいストレッチ
腰痛体操とはどんなものか