たっぷりぐっすり休んだはずなのに、目が覚めたら就寝前より 首こり がむしろ悪化していてテンションが下がったことはありませんか。その原因は、寝相が悪いというよりも 枕 にある可能性があります。
今使用している枕が本当にご自身に合っているのか、確信を得るためにチェックしてみることにいたしましょう。
枕を替えれば首こりも治る?!
高価な枕を大切に使う?
子どもの頃は親から与えられた枕を使っていて、何も問題なかったのはおそらく元気に寝返りをゴロゴロ打っていたからというのとストレスや疲れが少なく、また回復力が素晴らしかったためと考えられます。
大人になったらご自分でこだわりの枕を選んだり、あるいは無頓着であったりとさまざまでしょうが、からだに合っていないものに対する順応力が大人には少ないので次第に体調の悪化を実感するようになります。
たとえば店頭で枕を選ぶときに、良心的なお店は横になって試してみることができますが、ほんのいっとき仰向けやうつ伏せになってちょうど良い高さの枕を選べる冴えている方は、そうそういらっしゃいません。
首こりの原因は主に枕の高さにあり、首筋にぴったりフィットしているのがベストの状態なのですが、購入したときにぴったりでも体重が変動していなくても体型は年々変化しています。
ですから、10年使うつもりで奮発して購入するよりも中くらいのお値段のものを2、3年使うつもりで購入するほうが健康には良いといえます。
自分で作ってみる
枕選びに自信がなく、かといってオーダーメイドも勇気が出ないという場合は、バスタオルなどで手作りする方法を試してみてはいかがでしょうか。作り方は簡単で、筋金入りの不器用さんでも大丈夫です。
大きめのタオル1枚とフェイスタオルくらいのものを4~5枚準備します。
①大きいタオルを半分に折ります。②もう一度半分に折ります。③片端からクルクルと巻きます。両端がきれいに揃うようにまっすぐ立体的に巻いてください。
④最終的な高さの目安は指4本分(にぎりこぶし1つ分)です。⑤余った平面部分は、ほかのタオルを重ねて指3本分くらいの高さになるように調整します。⑥ロール部分が転がってしまわないように、ほかのタオルで固定するようにカバーして完成です。
休むときは、平面部分に頭をおいてロール部分に首がくるようにします。イメージとしてはこれで首のカーブを保つことができるようになり、首こりも徐々に改善するはずです。できれば新品に近いタオルを使用すると肌触りがなめらかです。ご自宅でも外出先でも作ることができます。
枕なしという選択
枕は本当に必需品であるか、などと改めて考えたことのある方は少ないと思われます。ひとによっては、ソファや車でうたた寝をしているときのほうがよく眠れたということもあるのではないでしょうか。
枕なしの状態は、首筋と身体が平行になって頭や首への血液の循環が良くなって首こりや肩こりが解消されることがあります。マットレスや敷布団が硬すぎず柔らかすぎずの好条件が整っていれば、枕なしを一度試してみてはいかがでしょうか。
一度は試してみたけれども、合わなかったという方も上にもう1枚薄手のマットレスなどを敷いて試すと、快適な眠りを発見できるかもしれません。
また、首こりや肩こりそのほかのからだの不調を枕のせいにできなくなりますから、体調の異変を早期に自覚することができます。首こりや肩こりに気をとられて背中の痛みに無頓着でいたせいで、ガンの発見が遅れたというような事態を防ぐこともできるかもしれません。
枕の良し悪しや必要性は、年齢や性別、体型でも異なります。楽しみを奪うことになりますが、枕やパジャマなど何でも一様にご家族お揃いにこだわりすぎるのも健康を損ねる遠因になりかねません。
まとめ
枕を替えれば首こりも治る?!
高価な枕を大切に使う?
自分で作ってみる
枕なしという選択