無意識のうちに猫背になっていることがあります。背中を丸めた姿勢のほうが楽だと思う人は基本的に猫背の可能性が高いです。
しかも 猫背 は思わぬ場所に負担をかけています。それが首の頸椎です。肩こりや頭痛がちな人は猫背の姿勢を筋トレをおこなって改善できます。姿勢をよくできると若々しく見えます。
意外に多い|体に支障の出る猫背の人
人間の姿勢とは
人は二本足歩行するようになって頸椎の上に頭が乗る構造の骨格になりました。2本足で立ち上がる姿勢を筋肉や関節のはたらきで維持しています。同様にいすにすわる姿勢でも上半身は立っている姿勢とほぼ同じです。
寝ている以外の時間はいつも首の上には頭がのっています。重い頭をささえつづけているわけです。とくにPCやスマホを使うことの多い現代人ですが、それらの機器を使う際の姿勢を観察すると、前かがみや背中を丸くしてのぞきこみながら使っている人がいます。
首に負担を与える姿勢
前かがみや猫背ですと直立している以上の負荷を首にかけることになります。しかもスマホやPCを使っているときにはほぼ同じ姿勢を維持しつづけることになります。
これは首にはとても負担が大きいものです。肩こりや頭痛などを抱えがちな人は、猫背の姿勢をつづけていることで、くびや肩などに負担をかけ続けたことが原因の症状と自覚すべきでしょう。
猫背の改善法
猫背を治すにはスマホやPCを使う際の姿勢を意識できるようにします。そばに鏡や自分の姿の映るモニターなどがあるとよいでしょう。するとどうしても自分の姿勢の悪さが目につきます。
よい姿勢で使える環境を整えるのもよいでしょう。PCを使う机やいすの高さを最適化してみます。またPCを使う際に座面が少し前に傾いている形状のいすを利用すると、背筋が伸びた姿勢で使えます。
筋力をつける
軽い筋力トレーニングをとり入れて、背筋と腹筋のバランスをよくするのがおすすめです。最近はこうした筋力トレーニングは従来のようにきついものではなく、どの年代の方にも取り入れやすいように工夫され、つづけやすくなっています。
このトレーニングで日常の姿勢をたもつうえでじゅうぶんな筋力をつけることができます。姿勢がよくなることで肩こりや頭痛の起こる頻度が減ることでしょう。
よい姿勢をなかなか把握しづらいということならば姿勢を矯正するサポーターやベルトを使ってみるとよいでしょう。こうした道具はなにもそれ自体には効果はそれほど期待できません。
それよりもむしろ良い姿勢とはこういうなものかと自分で認識するために使います。道具をはずしたときに同じ姿勢をとれるように意識づけする訓練をおこないます。
猫背の弊害
猫背の姿勢をずっとつづけているうちに、首のうしろの頸椎の骨が一部飛び出したままになってしまうようになります。
こうした頸椎の不規則な状況は年齢を重ねるにつれて余分な個所に痛みや障害を起こす危険性をはらむことになりかねません。しかも筋力がじゅうぶんでないことから、けがをしやすいことが考えられます。
さらに猫背の姿勢は若々しくみえません。よい姿勢の人ははつらつと見え好印象を持たれるでしょう。声を出すときにはっきり発語できるので、より伝わりやすくなります。聞き手が聞き取りやすくなります。こうした点で印象をプラスにできます。
猫背はそのままにしておいてもなにもよいことがありません。むしろマイナス面ばかりが目立ちます。いまがよくても上に書いたように将来的に体に不都合が出かねません。
他人が見るあなたの印象も違ってくるかもしれません。そうなる前に筋力をつけてよい姿勢のほうが楽といえる状態にしておくことがのぞまれます。
まとめ
意外に多い|体に支障の出る猫背の人
人間の姿勢とは
首に負担を与える姿勢
猫背の改善法
筋力をつける