猫背とは、背中が丸くなってしまっている状態の姿勢ですが、この猫背の改善には背中の筋肉をつければよいというわけではありません。
背中の筋肉が弱くなっている場合には背中の 筋トレ をすることで 猫背 が改善されることもありますが、骨盤まわりの腸腰筋という筋肉が大きく関係している場合もあるのです。
猫背の改善には筋トレが効果的!!
猫背になってしまう原因は?
背中が丸まっているようにみえる状態は猫背といわれています。
猫背になってしまう原因として考えられるのが筋力不足です。これは筋力が弱くなってしまうことで背骨を支えることが難しくなり、重力などの外的要因に負けて背骨が丸くなってしまうのです。
筋力が弱くなる原因としてほかにも筋肉の柔軟性低下や背骨の可動域不足などもあげられています。
このようにさまざまある猫背の原因ですが、今回は筋力不足にフォーカスをあてて説明していきます。
猫背の原因は背中の筋肉以外にも!
猫背になっている人は背中の筋肉が弱いというようなイメージがありますが、実は背中の筋肉以外にも問題があるのです。きれいな姿勢を支えるためにも背中の筋肉が必要です。
しかし、背中の筋肉を集中的に鍛えてしまうと怪我を引き起こしてしまうこともあるのです。
つまり、猫背の改善に重要なのは強い筋肉ではなく、筋肉を程よく、さらにバランスよくつけることなのです。
ここで背中の筋肉以外に重要になるのが骨盤を支えている腸腰筋という筋肉なのです。
骨盤周辺の筋肉を鍛えよう
骨盤を支える筋肉として重要になる筋肉が腸腰筋です。腸腰筋は骨盤の前側から太ももにかけてついているインナーマッスルのひとつで、姿勢保持のほかにも歩行などの脚を上げる動作をおこなう際に重要になります。
腸腰筋は歩くときなどに鍛えることができますが、歩数が少ない方や足をしっかりあげていないと歩いてもなかなか腸腰筋は鍛えられません。
すると次第に筋力が衰えていき、骨盤の歪みや姿勢の崩れに影響をおよぼしてしまうのです。
骨盤が歪んでしまうと、そのうえに乗っている背骨が安定せず歪むことで猫背を引き起こしてしまうのです。
姿勢のチェックの仕方を変えてみよう
猫背かどうかの確認をする際には、背中に目がいきがちです。
しかし、背中だけでなく、骨盤の向きがどのようになっているかを確認してみましょう。
骨盤が後ろに傾いていませんか?もし骨盤が後ろに傾いてしまっている場合には背中の筋肉が弱くなっているのではなく、腸腰筋に問題がある可能性が高いのです。
さらに背中の筋肉が問題の方でも、背中の筋肉を鍛えることに加えて腸腰筋を鍛えることでよりよい姿勢を保つことができるようにもなるのです。
これからは、猫背のチェックをする際には背中ばかりをみるのではなく、骨盤の向きを確認することが重要になります。
腸腰筋を鍛えよう!
腸腰筋を鍛えることで姿勢の改善が見込めますが、どのように腸腰筋を鍛えればよいのでしょうか。
腸腰筋は歩くことなどで鍛えることができますが、太ももが床と平行になるまで足を上げなければいけません。
また、鍛える方法が歩くだけでは飽きてしまうかもしれません。歩くこと以外にも、もも上げやスクワットなどが腸腰筋を鍛えることが有効です。
もも上げの際には床と平行になるまでしっかりと足を上げる、スクワットの際には太ももが床と平行になるまでしっかりと腰を落とすことを意識しておこないましょう。
筋肉は1回のトレーニングでは身に付きません。そのため、毎日少しずつこつこつとトレーニングをおこなうことが重要です。
無理をしすぎず、体調にあわせて筋力トレーニングをおこないましょう。
ただし、筋肉を鍛えるだけでは筋肉が硬くなってしまうこともありますので、筋力トレーニングとストレッチを組み合わせて柔軟で強い筋肉をみにつけましょう。
まとめ
猫背の改善には筋トレが効果的!!
猫背になってしまう原因は?
猫背の原因は背中の筋肉以外にも!
骨盤周辺の筋肉を鍛えよう
腸腰筋を鍛えよう!