捻挫とは 日常の生活しているなかで、ふとしたことがきっかけで起こりがちなけがです。スポーツや運動をしているときにも起こります。それらは意図した動きとは異なる力が加わったり、思わぬ方向に力がかかったりして起こります。
こうした捻挫を防ぎ、治療の方法を示します。
ちょっとしたおもわぬ動きで足に起こりがちな捻挫とは
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捻挫の起こる原因
捻挫とは階段をふみはずしたとか、思わぬ向きに転んだなどの行動にともなってよく起こります。
こうした予期しない動きに関節の動きが追いつかない、不自然な形に曲げることで、じん帯や軟骨の部分が傷ついた状態です。もっと大きな力が加わっていたら脱臼したり骨が折れたりしていたかもしれません。
捻挫の起きる場所とは
このように捻挫とは日常の生活で動きをともなう行動やスポーツで起こります。膝や足首などの手足が患部になりやすいです。膝の場合には軟骨の半月板やじん帯などの関節部分を捻挫しやすいです。こうした場所の捻挫は体重がかかるので治りにくいものです。
ねんざの主な症状
捻挫になると腫れることが多いです。さらにそれにともない痛みが生じたり、皮下に出血したりすることがあります。しばらくその部分が青黒くなることがあります。
捻挫からの回復の方法
多くの捻挫は回復までに1か月近くかかることが多いです。そのあいだに放置していると、その部分をさらに捻挫しやすくしてしまい、捻挫がくせになることがあります。したがって、治療に専念して安静にしておくことが望まれます。
しっかりと専門家の指導を受けながら、適切な固定ができるサポーターをまいておくことが望ましいです。サポーターをまくことで患部が固定され、余分な力が加わりにくくなります。
捻挫を治療中のときの注意点
捻挫をしていてもふだんの生活がありますので、サポーターの装着で多少動きやすくできます。しかしサポーターでラクになったからといって、自由に運動したり動いたりしていいわけではありません。
足首や膝の捻挫の場合には治るのに時間のかかるものです。膝のじん帯の場合は再建手術が必要になることがあります。
捻挫かな?と思った時の処置法
関節部のけがをしてしまったときには、どの程度のけがなのかわからないことが多いです。したがって、骨折していることも考えて応急処置して病院で検査してもらうことが必要になります。
すでに手足の向きがおかしいとか骨がつき出ているといった場合には、骨折や脱臼が考えられますが、そうでない場合でも骨折や脱臼はあり得ます。しかもじん帯が切れているなどの重い症状のこともあります。したがって必ず医師に診断してもらうことが必要です。
捻挫かなと思ったときにまずおこなうべきこと
こうしたけがの場合にはまったく動けないことがあります。その場合には患部を十分に冷やすようにします。これによって腫れをなるべく防いで治りを早めます。
それからけがをした部分が手足ならば、固定できる身近にある十分な長さのものでそえ木をします。そのさいに患部の両側をハンカチやガーゼなどで結んで、固定したうえで医師の診断を受けるようにします。
ひじや手首の関節の場合には三角巾で腕をおおい、三角巾の両端を肩にまわして結びます。
足首の場合には三角巾で足をおおい、両端を足首の上で結びます。三角巾がないときは風呂敷、スカーフ、バスタオルなどで代用してかまいません。なるべく清潔なものが望ましいです。そのうえで病院に向かいます。
なるべく患部を動かさないようにして病院に向かえるようにするといいです。
捻挫のときだけでなく、日常的にこころがけたい行動とは
捻挫は治るまで時間がかかるものです。足をかばう不自然な動きをすると思わぬけがをしがちです。せっかく治りかけた患部をふたたび痛めてしまうことにもなりかねません。
さらにスポーツをする人は、ストレッチを中心とした準備運動と整理体操を念入りに行い、はげしく動いたあとは使った部分を冷やすようにします。すると捻挫などのけがを減らせます。
こうして疲労をためずに関節の部分をいたわるようにします。そして関節を含めた周囲の筋肉の力を高めるトレーニングを同時に行うと、体の防御能力を高めることにつなげられます。こうして捻挫などのけがに強い体になります。
ふだんの生活で捻挫をしがちな場合には、不注意しやすい場所の点検や注意喚起ができる工夫や明示を行うようにします。これで捻挫などのけがを未然に防げます。
まとめ
ちょっとしたおもわぬ動きで足に起こりがちな捻挫とは
捻挫の起こる原因
捻挫の起きる場所とは
ねんざの主な症状
捻挫からの回復の方法
捻挫を治療中のときの注意点
捻挫かな?と思った時の処置法
捻挫かなと思ったときにまずおこなうべきこと