四十肩 は肩の周辺を動かそうとすると、違和感があり動かしにくい、無理に動かそうとすると痛みが生じて、放置すると痛む範囲が広がることもあります。文字どおり40歳以降の方にみられ、肩関節周囲炎の場合がもっとも多いです。
べつの病気が原因のこともあり、 症状 が続くときは医師の診断をうけるようにします。
こんな痛みの症状がないですか 四十肩
日常の動きがぎこちなくなる
中年以降になると、それまで自然にできていたことに違和感を感じることがあります。とくに腕を上げる動きや肩を動かすときにそれに気づくことがあります。また、肩こりや肩の関節のトラブルなどがもとになって生じることがあります。
わたしたちは肩の周囲を動かしたり腕をあげたりすることを日常的に行います。ふつうは無意識にそうした動きを行います。ところがもっと腕を上げようとすると上がりにくくなったり、しびれたり、場合によっては痛みが生じたりします。
この場合は四十肩かもしれません。少しずつ動かせない領域が広がったり、痛みが増したりすることがあります。
肩の痛みはさまざまな原因が
中年以降で肩が動かせないからといって、かならずしも四十肩(あるいは五十肩)とは限りません。なかには他の病気が原因となって起こる肩のトラブルがあります。
そういった痛みの原因には、心臓病や神経疾患などの別の病気が原因となっていることがあります。痛みにもいろいろあり、関節の動きにともなう痛みが肩のさまざまな場所に起こる可能性があります。人によって症状の出方や進行の仕方が異なります。
四十肩のさまざまな症状
四十肩の違和感や痛みもさまざまです。たとえばまっすぐ真上に腕を上げる動きの途中で動きが悪くなることがあります。途中で違和感が生じてそのまま上げようとすると痛む症状が多いです。真上だけでなく横や前に伸ばすと痛むことがあります。
そして肩やその周囲の限定的な痛みだったものが、しばらくすると少し動かしただけで痛む、あるいは動かさないでも同じ場所が痛むということもあります。また肩だけでなく首筋、頭痛など痛みの場所が広がることがあります。
四十肩は放置しない
四十肩の関節のトラブルをそのまま放置すると、症状が進んでしまうことがあります。安静にしている時や寝ている時でさえ、肩やその周囲が痛むのはつらいものです。
また、肩やその周囲だけだった違和感や痛みが、腕の外側の部分のすじ、指先、手の甲など離れたところまで到達することがあります。
四十肩の症状から見た治療とは
症状があるうちは無理をしないで、痛みや違和感のつづくときにはなるべくその動きをさけるようにします。
医師から四十肩のうち肩関節周囲炎と診断された場合には、消炎剤や鎮痛剤を処方してもらったり、副腎皮質ホルモンを注射してもらったりする治療がおこなわれます。
四十肩の症状から見た一般的な対策とは
症状のはじめのうちは肩を冷やさずにむしろ温めるようにします。症状の起こりはじめは無理せずなるべく動かさずにすごします。それから、数週間してからすこしづつ動かしていきます。最初から肩を冷やしてしまうと、悪化することがあります。
むしろ症状の出はじめで少しづつ可動範囲を広げていく気持ちで動かしていくと、ほどけていくように動くようになる場合があります。ただしここで無理をしないほうがいいです。痛みがあるときはけっしてむりやり動かそうとしないことです。
あせって急いで直そうとせず、状態がよいときをみつけてなるべく少しづつ可動範囲を広げるように根気よく対処します。肩に負担のかかりにくい軽い運動をつづけるとよいでしょう。
放置しておいてよいことはありません。自然に治ることを期待せずに、自分で少しずつよくしていく気持ちが大切です。原因をはっきりさせないままにしたり、対策をおろそかにしてしまったりすることは、元にもどせない症状をのこしてしまうことにつながりかねません。
まとめ
こんな痛みの症状がないですか 四十肩
日常の動きがぎこちなくなる
肩の痛みはさまざまな原因が
四十肩のさまざまな症状
四十肩は放置しない
四十肩の症状から見た治療とは