今や国民の3人~4人に1人が 頭痛 で悩まされています。その原因の多くは、生活習慣の乱れによる、自律神経のダメージで7割が ストレス によるものです。
現代病と呼ばれているストレスは、なぜ頭痛を引き起こしてしまうのでしょうか。またそのストレスの解消法としては、どのようなものがあるのでしょうか。
ストレスも頭痛の引き金に?!その真相とは?
ストレスと頭痛
ストレスが原因の頭痛を緊張型頭痛と言います。この頭痛はいくつものストレスが重なり起こりますが、大きく2種類のストレスに分けられます。1つは身体的ストレスで、もう1つは精神的ストレスです。
身体的ストレスは長時間同じ姿勢でパソコンやスマートフォン、ゲーム画面を見続けていると、肩や背中の血流が滞り、筋肉に乳酸などが溜まり、こって硬くなるものです。別名肩こり頭痛とも言われます。
精神的ストレスは、主に家庭や職場などで起こる仕事や役割に関するストレスです。この精神的ストレスで思い悩みリラックスできないと、体は常に緊張状態になり、脳が緊張型頭痛と同じ症状だと判断します。
よって、身体的ストレスと同様に筋肉が緊張し続けているため、脳の痛みを感じる部分が反応してしまいます。つまり、身体的ストレスと同じ条件と脳が判断し頭痛を引き起こします。
ストレスによる頭部の緊張型頭痛は、首の後ろから後頭部にかけての鈍い痛みが特徴です。動こうと思えば動けますが、痛みを抱えたまま動くのは大変辛いものです。
少しずつでもいいので生活習慣を改善して、ストレスで頭痛を起こすことがないような毎日を、取り戻す努力が必要です。
身体的ストレスには、頭痛を緩和させるような頭痛体操やツボがあります。偏頭痛には鎮痛薬が効ききますが、緊張型頭痛には効果がありません。
又、精神的ストレスには抗うつ薬や抗不安薬がありますが、常用はおすすめしません。薬にばかり頼っていると薬物乱用頭痛となり、もっと症状がひどくなります。そして、頭痛が悪化する可能性があります。
ストレス頭痛のない生活習慣
ストレスによる頭痛を緩和していくには、日頃の生活をリラックスしてストレスをなるべく感じないものに習慣化していく必要があります。毎日のストレスをコントロールして、できるだけ上手く対処できるようにしましょう。
早寝早起き
ストレスを少なくするためには、生活のリズムを整えることが先決です。1番大切なのは、なるべく早く寝て、早く起き、朝日を見て深呼吸が出来るような生活です。
ところが、ストレスで頭痛になる人の多くは、大変仕事熱心で生真面目な人が多いので、「早く寝なければ」「早く起きなければ」と思って、なおさらストレスを抱え込んでしまいます。
「早寝早起きができたらいいな」位に軽い気持ちで始めてみて、できなければまた明日からでもいい、という感じで気楽に始めてみましょう。
ストレッチをする
身体的ストレスからの頭痛を緩和させるためには、頭痛体操等のストレッチが有効です。まっすぐに立ち、体の中心はそのままで、左右に5回~10回、上半身をひねります。
これは、全身のストレッチになりますので、このストレッチだけでも毎日の習慣にすると身体的ストレスがかなり軽くなります。できれば30分~1時間おきにやりましょう。
ツボを押す
頭痛にとてもよく効くツボがあります。頭のてっぺんにある百会です。このツボを、気がついたら押しましょう。ストレス解消にもなる万能ツボです。即効性もありますが、頭痛の予防にもなります。
風池と言うツボも即効性が高いです。後頭部のへこみから、両側に2~3センチ位外で、髪の生え際の中にあります。
百会と交互に、3秒押して、3秒離すを5回ほど繰り返すと、頭痛は治まります。毎日の習慣にすると次第に頭痛にならなくなっていきます。
入浴のススメ
シャワーだけですまさずに、必ず湯船につかって、全身をリラックスさせます。入浴は、緊張状態の続く交換神経優位から、リラックス状態にある副交感神経優位に、比較的簡単にシフトできます。熱過ぎないお湯に、10分以上つかることがお勧めです。
刺激を受けすぎない
静かな場所で目をつぶって、何も考えずに腹式呼吸をしてみましょう。ストレスで頭痛になる人は、いつもあれこれ考えすぎる傾向にあります。5分程度で構わないので、言葉を遮断してみて下さい。自分の呼吸を数えるだけでもいいです。
リラックスを心がけよう
ストレスから頭痛になってしまっては、せっかくうまく片付くはずの仕事もスムースにいきません。入浴や軽い運動、瞑想など、自分に合ったリラックス法を見つけて、ストレスからくる頭痛を改善していきましょう。
まとめ
ストレスも頭痛の引き金に?!その真相とは?
ストレスと頭痛
ストレス頭痛のない生活習慣
早寝早起き
ストレッチをする
ツボを押す
入浴のススメ
刺激を受けすぎない
リラックスを心がけよう