捻挫は日常生活やからだを動かしたときに起こることが多いです。予期しない動きに対処できないときに起こります。足首をねじったとか手首をひねったとかです。 捻挫 の 症状 は腫れて痛む症状がつづきます。黒くあざが残ることがあります。
足首の捻挫ではサポーターや松葉づえなしでは歩けないことがあります。
おもわぬことでおこりがちな捻挫の症状
捻挫とは
関節の部分に予期しないよぶんな力が加わり、関節を形成している靭帯や軟骨などの組織に傷みが生じた状態を捻挫といいます。
もっと大きな力がはたらいてしまうと脱臼や骨折になってしまいます。日常生活のふとした動きでも起こりますし、歩いているときや階段をふみはずした、スポーツしていて着地の場所が不安定だった、変な方向にひねったなどの原因で起こります。
捻挫でよく起こる症状
捻挫を起こした関節とその周囲が腫れます。その結果、痛みが起こり皮下に出血が生じることがあります。しばらくしてこの出血のために皮下が黒々となることがあります。
動かすと痛みのためにそれ以上動かすことができない場合が多いです。これらの症状のつづく期間は捻挫の程度で異なります。
捻挫の症状に合わせた対処法
捻挫を起こしてすぐは20分間をめやすに冷やします。アイシングといいます。なるべく捻挫した部分を高い位置にたもつようにするとよいです。内出血をおさえて腫れをおさえる効果が期待できます。腫れは痛みの原因ですので腫れが少ないほど治りが早くなります。
3日間を過ぎると今度はあたためるようにします。その理由は血液の循環をうながすためです。循環をよくすることで痛みや腫れをひかせる効果があります。温める方法としては風呂で温めたり温感湿布であたためたりするとよいでしょう。これを3、4日間つづけます。
移動する場合にはサポーターやテーピングをおこなうとよいです。固定しませんとさらに悪化させてしまうことになりがちです。
サポーターは適切なものを医療機関で紹介してもらい、合ったものを使うことで効果が出ます。サポーターをしてもけっして無理をしてはいけません。
捻挫はくせになりやすい
捻挫をした個所についてはしっかり治るまでにはずいぶんかかります。最低でも3週間はかかると思っていてよいでしょう。
治療やサポーターの着用を途中で自分の判断で打ち切ってしまうことはよくありません。その個所をさらにいためたり、その場所の捻挫がくせになってしまったりすることがあります。
捻挫と健康
捻挫そのものは健康な人でも起こりますが、とっさのけがはある程度身のこなしをできるようにすることでも対処できる場合があります。現状よりも筋力をつけたり俊敏な動きを身につけたりすることはどの年代の人でもそれなりに可能です。
さらに体の柔軟性を高めておくこともこうしたけがへの対処としてはよいでしょう。
その人の体力に合わせて筋力トレーニングやストレッチなどを日ごろの生活の中に取り入れます。またスポーツで捻挫をしやすい人は、準備運動のなかに柔軟体操をとり入れるとよいでしょう。
柔軟性と筋力をともにバランスよく身につけることが運動能力を高めるうえで必要な要素といえます。
運動やスポーツでより高度な技術を身につけ使えるようにするためにはけがをしにくい体づくりをしていくことがたいせつです。とくにけがに強くなるために体幹をきたえることをつねに意識しておくとよいでしょう。
捻挫はふとした体の動きで起こります。余分な力がその場所にかかるときにも起こります。こうしたとっさのことに周囲の部分が対応できるように鍛えていくことは、だれでも捻挫をふせぐうえでも有益な行動となります。
まとめ
おもわぬことでおこりがちな捻挫の症状
捻挫とは
捻挫でよく起こる症状
捻挫の症状に合わせた対処法
捻挫はくせになりやすい
捻挫と健康