肩の周囲を動かすと痛みが生じることがあります。とくに上に伸ばそうとすると痛みが生じやすく、上がらないことがあります。 四十肩 です。長くつづくときは医師の診断を受けて無理せず、気長に治していくのがよいです。
治し方 の手順について指導を受けつつ、時間をかけてゆっくり治していくのがいいです。
四十肩の無理をしないでできる治し方
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ある日ふと気づくことから始まる
何気なく行っている動作に痛みが伴うことことがあります。とくに腕の上げおろしなどをごくふつうに行っているときに、ふと腕が上がりにくいと感じることがあります。関節のあたりに違和感があることに気づきます。
そのままにしておくと腕を上げたときに痛みが生じて、それより上にあげられなくなることがあります。四十肩です。無理をすればするほど症状を悪くしてしまうことがあります。
まずは医師の診断を
上がりにくくなった段階のうちに医師の診断を受けるとよいです。肩関節周囲炎が最も多くて、それが四十肩(五十肩)です。中年以降の場合には別の原因が隠れていることもあるので自分で判断せずに、つづくようならば病院へ向かうことをおすすめします。
すでに痛みが起こり安静にしても痛むときには、痛み止めや抗炎症剤などの投与されたり、炎症を抑える目的で副腎皮質ホルモンの注射などが行なわれたりすることがあります。
病院に通っていても自分でやることがある
そういった薬剤による治療とともに医師から日常生活を送る上での注意されることがありす。とくに症状がおこりはじめた初期の頃は患部を冷やすのではなく、むしろ温めるように指示があることが多いです。それとともに何より優先すべきことは、安静にすることです。
腕の上げ下ろしを伴う行動などをなるべく避けることです。そして症状が落ち着いてきたころから、今度は患部を冷やしてみます。すると落ち着いてくることが多いです。痛みを感じないようになってくれば少しづつ動かしてみます。
治すうえであせりは禁物
この際に一気に治してしまおうとしないことが大切です。あせりは禁物で再びもとの状態にもどりかねません。今日はここまで動いた、痛みがなくなったとか、翌日はもう少し大丈夫だったというふうに、すこしづつじわじわと動かしていきます、そうして可動範囲を広げていきます。
痛みがあるところまでは無理して動かさない方がいいです。無理するともとよりも症状を悪くすることもあります。
このように四十肩を治すには時間をかけてゆっくりと動かしていくことがポイントです。
ふだんから軽い運動をつづける
中年以降にこうした四十肩の症状が出がちです。こうした症状がないうちから軽い運動を日常生活に取り入れて、自分の体の可動範囲を確かめておくようにするといいです。つまり自分のからだのメンテナンスです。
生活の中で自分の体の可動範囲をよく知る
自分の日常生活のなかでの体の動きを把握しておくとよいです。とくに体に負担がかかりやすい動きについて理解します。これによってとっさの際に用心できて、関節などの負担をやわらげることができます。
自分にとってこの部分は用心しないといけない場所を心得ておきます。肩や腰などがその例でしょう。運動の際にそうした部分を意識しつつ動かします。
ストレッチや筋力トレーニングで関節の柔軟性と周囲の部分の筋力をともにつけます。そうしてスムーズな動きをいつまでも保てるようにしたいものです。
四十肩 こうした方は要注意
とくに家のなかでじっとしていることが多い生活の方や、いすに座ったままのデスクワークを行っている方など、日頃から運動不足を感じている場合には、四十肩に注意した方がよいです。
体は動かさないと、その部分の柔軟性や筋力が失われます。あまりやってこなかった動きを伴う作業などを急に行ったときに、四十肩の症状が現れることにもなりかねません。
したがって、ふだんから体をあまり動かしていない方は、ゆったりした動きを伴う運動を取り入れます。これだけでもずいぶん四十肩を防げます。
もしも症状が出そうなことがあっても、可動範囲をふだんから自覚できているので、自分の体の調節機能が備わっている場合には軽くて済むかもしれません。
まとめ
四十肩の無理をしないでできる治し方
ある日ふと気づくことから始まる
まずは医師の診断を
病院に通っていても自分でやることがある
治すうえであせりは禁物
ふだんから軽い運動をつづける
自分の体の可動範囲をよく知る
四十肩 こうした方は要注意