スポーツや日常生活の予期しない動きで、 足首 の 捻挫 にともない 内出血 が起こることがあります。内出血すると痛みを生じやすくなります。
そこで捻挫してすぐに患部の足首を冷やし、心臓より少し高い位置に保ちます。これらの措置により内出血やそれにともなう痛みを軽減できます。
この処置で防げる!|足首の捻挫で起こる内出血
足首の捻挫
スポーツや予期しない動きにともない足首を捻挫することがあります。足首の関節部分、とくに靭帯などを損傷しています。
このきずは皮下にあるために外への出血はありませんが、内出血することがあります。
この場合には応急的で適切な処置により、捻挫の痛みの原因になる内出血を軽減することができます。ここではその点について示します。
とにかく冷やす
まずは捻挫したらすぐに患部を20分間ほど冷やすこと(アイシング)です。氷や保冷剤などをタオルなどにまいて足首の患部のまわりを覆います。
なるべく患部を心臓よりも少しでも高く保つようにします。
それには横になりあおむけで足の下に枕になるものを入れておくとよいでしょう。その際に患部に重さがかかると痛みますから、患部がいちばん楽になるように据えます。
こうして応急措置したのちに冷やしたまま医療機関で足首の状態を診断してもらうとよいでしょう。
捻挫という診断ならば起きているときには20分間ごとのアイシングを3日間つづけます。冷湿布も行われるかもしれません。
また伸縮性のある綿ガーゼなどで軽く圧迫して腫れを抑える方法をいっしょに行なうことがあります。
早めに動く
しっかりテーピングもしくはサポーターを取り付けることができたら、用心しながら動くようにします。
ただし動けるといっても無理は禁物です。患部の側の足首に体重をかけたり、無理に曲げたりしてはよくありません。
しかしじっとしたままでいるのはよくありません。意識的に少しずつ動いてみてリハビリしていくことで日常に戻していきます。
まずはトイレやべつの部屋など目標を決めて歩いてみます。けっして無理をしないことです。
なるべく足首に負担をかけない歩き方が身についてくるでしょう。腫れがひいてくると、さらに動きがスムーズになってきます。
医師のアドバイスを受けながら動きの種類やエリアを増やしていきます。
それでも内出血は起こる
いくら応急措置が功を奏したとしても内出血は起こりがちです。足首の周囲が青紫色に変色することがあります。
じゅうぶんな措置や治療を施したとしてもかなり濃い色に変色することがあります。
捻挫をしてすぐにアイシングなどの措置をすれば内出血を軽減できることがたしかめられています。
まずは捻挫をしたらまず冷やすことで痛みや腫れの軽減、治りを早めると心得ておくとよいです。
この変色はしばらく続きますが心配はいりません。患部の痛みの軽減とともにその色もだんだん消えていきます。
3日すぎたら
3日目以降は冷やさなくてもよくなるのがふつうです。
しかし治ったわけではありません。これからしばらくはサポーターをつけてリハビリをつづけます。あくまでもこれは目安ですから捻挫の状態によって変わります。
足首の捻挫は完治させないとまた同じ場所を捻挫してしまいます。捻挫がくせになってしまうかもしれません。
治りかけの時期に油断して無理をしがちです。この時期の過ごし方こそ捻挫の状態を左右するといっても過言ではないでしょう。
そのためしっかり治すことに専念しましょう。ここであせりは禁物です。足首以外の体は健全でしょうから、その部分をきたえるいい機会になります。
気長に少しずつ日々動けるようになってきますからゆっくりと治していく心構えがたいせつです。
まとめ
この処置で防げる!|足首の捻挫で起こる内出血
足首の捻挫
とにかく冷やす
早めに動く
それでも内出血は起こる