よく「 五十肩 」や「四十肩」という疾患名は耳にします。これらは医学的には「肩関節周囲炎」と言い、同じ疾患です。この疾患ははっきり 原因 がわかることもあれば、はっきりしないものもあります。
ひどいと痛みで日常生活にも支障を来すこともあり、痛みだけではなく関節の動く範囲が徐々に狭まり「肩関節拘縮」を起こしてしまう危険性があります。
いわゆる五十肩は中高年以降に発症し、運動制限を主症状として痛みは鈍痛であることが多く、夜間痛み、睡眠に支障を来すこともあります。また、生活動作の髪結いやエプロンの紐を後ろで結んだり、洗濯ものを干したりといった、日々行う動作で痛みます。
また、安静時痛もあるため、生活の質が著しく低下してしまいます。治療は投薬治療や運動療法が中心です。場合によってはいつの間にか治ってしまうこともすくなくありません。