長時間の 立ち仕事 を長年していれば、 足が痛い のは宿命のようなもので痛みに耐えて頑張っている自分をほめてあげたいと、自分を励ましながら毎日をお過ごしの方も多くいらっしゃることでしょう。けれども、「忍耐は美徳」では済まされないこともあります。
仕事ができなくなる前に早めに病院へ行く冷静さも大切です。
長時間の 立ち仕事 を長年していれば、 足が痛い のは宿命のようなもので痛みに耐えて頑張っている自分をほめてあげたいと、自分を励ましながら毎日をお過ごしの方も多くいらっしゃることでしょう。けれども、「忍耐は美徳」では済まされないこともあります。
仕事ができなくなる前に早めに病院へ行く冷静さも大切です。
皆さんは 脊髄腫瘍 と聞いてどのようなイメージが浮かびますか。腫瘍というとまずはガンを思い起こす方が多いことでしょう。脊髄となると背骨がものすごく痛むのだろうかと不安になるかもしれませんが、もう少し複雑で不明な点の多い病気です。
風邪を引いても腰痛がしたりお腹が痛くなったりとからだのあちこちが痛くなることはあります。しかし、腰のあたりがものすごく痛むということはないのではないでしょうか。
加えて急に熱が出たけれど風邪の症状とは異なるような、というときは 化膿性脊椎炎 の可能性があります。風邪をこじらせて発症するものではありませんので、覚えておくとよいでしょう。
皆さんは、ご自身やご家族の姿勢の善し悪しと骨格の関係を考えたことがおありでしょうか。厳しくしつけても一向に改善されない姿勢は、側弯症の可能性もあります。それはご本人の努力で何とかなるものではありませんし、ましてやどなたのせいでもないことです。
側弯症 の特徴についてご説明いたします。
こどもの側弯症で、10歳以降に発症して急激に進行する 側弯症 として思春期特発性側弯症があります。日本人の約2%にみられると言われ、発症の原因・要因は明確にはわかっておらず、遺伝的なものが考えられています。
女子では初潮前や骨の成熟が未熟な時期に進行しやすいと言われています。ほとんどが学校の健診で指摘されることが多いのですが、気づいたら早めに整形外科を受診するほうが良いでしょう。
側弯症は、進行をなるべく予防することが重要で、若年者はできるだけ手術をしない方法(保存的加療)が取られますが、重度の場合、手術適応になる場合もあります。
保存的加療では、超早期であれば姿勢の指導で進行を防げることもあります。中等度の側弯になると装具療法が行われます。
骨の成長が止まるまで、定期的にレントゲンを撮り、経過をみていきます。