肩こりや腕・背中のしびれや脱力感を引き起こす疾患に、胸郭出口症候群というものがあります。一般的には聞き覚えのない名称かもしれません。
そんな 胸郭出口症候群 という疾患の病態や症状、治療方法についてご紹介します。
肩こりや腕・背中のしびれや脱力感を引き起こす疾患に、胸郭出口症候群というものがあります。一般的には聞き覚えのない名称かもしれません。
そんな 胸郭出口症候群 という疾患の病態や症状、治療方法についてご紹介します。
「 針 」というと、痛みに耐えてでも 肩こり を治したいみなさん向きとイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。けれども我慢するほどの痛みではなく、全く何の効果もないということもありません。まだ体験したことのない方は、ぜひとも一度試してみてはいかがでしょうか。
中高年に起こる明らかな要因がなく突然発症する肩の痛みは肩関節周囲炎(いわゆる四十肩)で、生活全般に大きく影響し、生活の質を下げてしまいます。ですが、適切な対処で多くは半年~1年で自然治癒します。ですから、 四十肩 の原因と 治し方 のポイントを知ることが大切です。
四十肩の原因は肩を動かすための筋肉や腱の集まりが、加齢や運動不足によってかたくなっているためだと考えられています。症状は運動時痛、安静時痛、夜間痛といった肩の痛みと肩の可動制限です。
痛みは最初肩こりに似たこわばりや重だるさといった違和感に始まり、症状が進むと髪を結ったり、着替えといった日常生活動作にも支障を来したり、寝ていても痛む夜間痛も現れます。
治し方は薬物治療、運動療法、物理療法が主で、外科的治療となることはほとんどありません。四十肩は一度なった側は再発はほとんどしませんが、予防には適度な運動と肩への負担を避けることです。
中高年期の人に多い肩の 痛み (いわゆる 五十肩 )は、肩関節周囲組織の退行変性を基盤として明らかな受傷原因がなく突然に発症し、肩関節の痛みと運動制限を主症状とした疾患と定義されています。
五十肩は特に要因が認められず、軽微な外傷の繰り返しのあとに肩の不快感や疼痛で発症します。好発年齢は40歳~60歳です。症状は急性期、慢性期を経て回復期に至り、多くは自然治癒するが痛みが6か月以上と長期に渡るため、生活の質に大きな影響を与えます。
治療は薬物治療と疼痛が緩和してくる慢性期に入ったら運動療法や物理療法などを行います。多くの場合は外科的手術は必要ありません。重要なのは病期に合わせた生活指導を行い、運動制限や痛みを残さないよう、治療を進めることです。
みなさんの中には、肩こりでわざわざ病院へ行くのは何となく気が引けるという方も少なからずいらっしゃるかと思います。けれども、病院には 肩こり 、腰痛、神経痛などを発症した方々がごく普通に通院されています。何ら恥ずかしいことではありません。
最初に 整形外科 で診てもらい、症状によっては他の科を紹介していただけます。