こどもの側弯症で、10歳以降に発症して急激に進行する 側弯症 として思春期特発性側弯症があります。日本人の約2%にみられると言われ、発症の原因・要因は明確にはわかっておらず、遺伝的なものが考えられています。
女子では初潮前や骨の成熟が未熟な時期に進行しやすいと言われています。ほとんどが学校の健診で指摘されることが多いのですが、気づいたら早めに整形外科を受診するほうが良いでしょう。
側弯症は、進行をなるべく予防することが重要で、若年者はできるだけ手術をしない方法(保存的加療)が取られますが、重度の場合、手術適応になる場合もあります。
保存的加療では、超早期であれば姿勢の指導で進行を防げることもあります。中等度の側弯になると装具療法が行われます。
骨の成長が止まるまで、定期的にレントゲンを撮り、経過をみていきます。